FG # 144
FG image 2

acrylic on canvas
キャンバスにアクリル絵具
124×80cm 1995
reference from DICK TRACY'S ADVENTURES UPA PRODUCTIONS OF AMERICA



ジョージツ

小学生の頃、アメリカのアニメーション「ディックトレーシー」を欠かさず見ていた。
登場人物の中でも、丸眼鏡にキツネ目、出っ歯の山田警部のインパクトは強く、ずっと印象に残っていた。
ところが、アメリカで差別表現について調べていたときのことである。
戦時中の米軍プロパガンダ資料には、彼のそっくりさんがいくらでも出てくるのである。
つまり、彼はまさにアジア人(特に日本人)の人種的ステレオタイプだったのだ。
この絵画はアジア人の私が描くことによって“自画像ですか?”という問いかけを込めた絵画となる。
<引用資料:DICK TRACY'S ADVENTURES UPA PRODUCTIONS OF AMERICA>
(週刊金曜日2007年3月30日号より 連載「珈琲破壊」060)








FG # 200
FG image 13

acrylic on canvas
キャンバスにアクリル絵具
117×80cm 1996

reference from HASHIMOTO VIACOM INTERBATIONAL



ハシモト

作品は、1970年代にアメリカで制作され、人気だったという
アニメーション「HASHIMOTO」の主人公を描いたものである。
“当時のアメリカで日本がどのように描かれていたか?”を知ることのできるその映像は、
噴火している富士山を背景に、RとLの発音を取り違えた「ソー・ソーリー」、
昭和天皇の口癖から来ているらしい「アーソー」を連発など、
戦時中のアメリカ軍式プロパガンダの影響や“ハリウッド式日本人の描き方”を踏襲した部分も認められるが、
全体的な印象としては、家族愛をベースにした、ねずみ一家のほのぼのとした物語であった。
<参考引用 “HASHIMOTO” VIACOM INTERNATIONAL>
(週刊金曜日2007年4月6日号より 連載「珈琲破壊」061)










FG # 142
FG motion 1

キャンバスにアクリル絵具
125×121cm 1996

reference from CHADO WEATHERHILL







FG # 145
FG image 3

acrylic on RARISSA (Vynil)
ラリッサにアクリル絵具
125×52cm
 1995

refernce from JAPAN AN ILLUSTRATED ENCYCLOPEDAI KODANSHA 1993